プロダンサーの症例

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プロダンサーの症例

無料モニターにご協力いただいた、ダンサーの症例をご紹介します。
プロダンサーや、ダンスをやられる方のご参考になればと思います。

モニター Aさん>> クライアント Cさん>>
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Aさん/10代・女性

Aさんのプロフィール
クラシックバレエ歴12年、ジャズダンス・コンテンポラリーダンス歴2年
2009年春に右足首三角骨を除去手術、リハビリ継続中。
※ 術後十分に休息をとらなかったため、炎症が残った。普段は痛みはないものの、長時間のレッスン後や疲労が溜まっているときなどは、傷周辺に痛み。
※ ふくらはぎや股関節まわりの筋肉に疲労が溜まると、足首の可動域が制限され、痛みが出やすい。

1回目
当日の状態 公演が終わったばかりで疲れが溜まっている。腰がこっている・押すと痛い。
施術内容  下半身の筋肉が硬くなり、上半身はうっ滞しているので、全身の筋肉に軽い刺激を加えて、体液の循環をうながし、疲労物質を流す。
 立った姿勢で両足首に触れると、右足首が不安定(特に内側)なので、手術痕のケア。また疲れをフォローするためのテーピング。
 全身の軸の状態がばらついているので調整。下半身に左右差が大きく、右足の軸のばらつきが大きいため、右足への三角骨による負担が大きかったのではと推測(左足にも三角骨はあるとのことですが、手術対象となったのは右足だけだとお聞きして納得)。柔軟性や関節のクリック音にも左右差。
施術後の状態  腰の状態は軽快。ご本人曰く「ひねられるようになった!」
 この日はおためしということで、細かいところは残ったものの、ルルベをすると軸がきれいになる。ご本人もすぐに軸が取れたとのこと。
2回目
当日の状態 右股関節のクリック音と痛みが気になる。
施術内容  バレエにおける股関節のクリック音は、大半がレッスンでの長年の股関節の使い方により、筋肉や靭帯のアンバランスが起こっているため。その場ですぐに完全に取れるというよりも、少しずつ股関節の緊張を解きつつ、使い方を改善することが必要となる。
 前回あった腰痛は解消している。疲れから来るものと思われたのでOK。実際にお身体に触れてみても、疲れは消えている。同時に前回感じた左右差も今回は小さくなっている。
 Aさんの右股関節は左に比べ緊張が強く、軸もばらつきが大きく足腰に負担がかかりやすい。まず足のアライメントを修正し、その後は全身の緊張を解きながらバランスを整えていく。
施術後の状態  右股関節のクリック音は小さくなった。違和感はないとのこと。右足を軸にすると小指側に体重が流れていたが、施術後はまっすぐ乗っている。

Bさん/10代・女性

Bさんのプロフィール
4歳よりバレエを始める。現在、バレエ団の準団員。
※ 今まで行ってきたバレエの体の使い方の見直しや、可動域の制限や苦手なパ・ダンサーとしての体作り・メンテナンスやトレーニングの方法などについて、知識を身に付けたい。

1回目
相談内容 ア・ラ・スゴンド(腕を横に)で肘が下がる。
バーに付いて片足を動かすパ(ステップ)を行うと、反対側の肩が上がる。
アドバイス・
実施後の感想
 腕をア・ラ・スゴンドにすると胸が開いているので、肘が下がってしまう。胸は立ち方によって結果的に開いてしまうと推測し、中心軸を真ん中にしてまっすぐ立つためのエクササイズを提案。
 肩が上がるのも、軸が外側に逃げてしまい、上半身がその分バランスを取ろうとするために起こるので、上と同じエクササイズをお願いする。
 結果、肘は下がらず肩の高さはそろう。ご本人の感覚ではぐらつきにくい、立ちやすいとのこと。ただし動きの中においては難しい・不安定になりやすい・元に戻りやすいので、エクササイズをこまめに続けることをお願いする。
3回目(2回目は記録取り忘れ)
当日の状態 左股関節の動作痛。痛いのはグランプリエ・前&横のタンデュからそれ以上に上げたとき・左軸足のとき。
腰を反ったときの痛みは軽減してきた。
施術内容  痛い動作をしてもらうと、股関節の動きが拡散している。他動時は右股関節の方が制限が強い。触れると体幹・股関節に緊張がある。ひとつひとつの力みをやわらげ、制限を取りのぞき、動ける範囲を広げていく。
施術後の状態 グランプリエ・左軸足のときの痛みはかなり軽減。タンデュからは50度位まで痛みなく左足を上げられる。
腰は問題なく反れるようになる。
ストレッチなどで痛い方向に持ってゆくのはお休みしてね、とお願いして終了。

Cさん/10代・女性 バレエ歴7年

相談内容 膝が伸びない。腿で固めて伸ばしてしまう。特に片足を上げるパのときに軸足を注意される。
腰椎の柔軟性が高く、立った姿勢で反り腰になり、お腹が出てしまう。
アドバイス・
実施後の感想
 膝の力を抜いたときに膝裏が伸びている感じがあるか尋ねたところ、伸びていない感じとのこと。膝を伸ばすという行為は、本当は体にとってどういうものか理解してもらうために、テープを利用して立ち方の試みを行ってもらう。体の中心で立てるようになることで、膝は伸ばすものではなく伸びるものであることを理解してもらう。
 写真で確認すると、膝は力を入れていないのに伸びた状態。本人にも確認してもらう。膝に力は入らない、感覚がまるで違うとのこと。
 今度は足の軸感を上体につなげる試みを行い、足を上げるパ(デヴェロッペ・フォンデュ)をしてもらう。足を上げたときのぐらつきがなくなり、まっすぐ立てる。
 腰の逃げやすさも、上記と同じ立ち方をし、上半身の力を抜いてもらうことで、まっすぐになる・逃げなくことを理解してもらう。
 あとは反復練習することで身に付けてゆくことをお願いして、終了。

Dさん/30代・女性 タヒチアンダンス歴3年

当日の状態 歩くとき・踊るときなどに股関節まわりが痛い。
施術内容  実際に動いてもらうと、日常的な動作においても、ダンスのときと同じように体を使っている(タヒチアンダンスのように、腰・お腹・股関節周りだけを動かして、他は動かさない)状態。極端な体の使いかたが習慣になることで、偏った場所に負担が起こり、痛みになった…と判断。
 実際におからだに触れると、股関節・前ももだけが常に緊張しているため、この負担を取りのぞく。同時に使われていないところに刺激を加え、活性化させる。
施術後の状態  痛みは激減。特に、動いたときに楽に動ける。
 痛みの由来はふだんの使いかたにあるため、踊るとき以外は踊るように体を使わない(ふつうに使う)ようにお願いする。
 また、体は、今までの動きに戻って行きやすいため、バランスよく使うためのワンポイントをお伝えして、終了。

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